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▲トップへルーマニアのドナウデルタ地区で自然保護活動のボランティア手伝い
海外生活体験 2004年春14号
自然保護の盛んな国で社会的に有意義な体験を
今や世界規模で問題になっているのが「自然環境保護」の必要性。日本でも自然保護のために、海、河川の埋め立てやダム建設の見直し運動が盛んになり、エコロジーの意識が高まってきた。
東欧の国「ルーマニア」は、あまり知られていないがヨーロッパでも自然保護活動の大変盛んな国のひとつ。このプログラムは、ヨーロッパ第二の長流ドナウ川の河口にあり黒海に面したドナウデルタ生物保護区におけるボランティア活動に参加するもの。他に類を見ないほどユニークで社会的にも意義があり、その希少価値は高い。レンジャーまたはフィッシャーマンの家庭にホームステイ。
ドナウデルタの大三角洲は、東京都の約2倍の面積に、1,200種類の植物、3,400種類の動物、鳥は300種類が生息しており、ヨーロッパ、アジア、アフリカ間の5つの渡り鳥のルートがこのドナウデルタで合流する。特に、モモイ□ペリカンのサンクチュアリとして有名。魚では、チョウザメの生息地でもあり、キャビアの隠れた名産地でもある。滞在先はこの自然保護区を管理しているレンジャー(保護官)、またはこのデルタで生計を立てているフィッシャーマン(漁師)のいずれかの家庭にホームステイ。ルーマニアの家庭生活も体験しよう。
ボランティアはパトロールやフェンスの修理、ごみ拾いなど
大自然保護区では、レンジャーとパトロールしたり、野鳥の保護・巣の設営、地域内のフェンスの修理、ゴミ拾いなどのボランティアのお手伝いをする。手伝う時間は、大体半日程度。時間があるときには、近所にある小学校で子供たちに日本のことを教えたり、一緒に遊んだりする。
毎日が自然に囲まれた生活、そこで暮らす人々との触れ合いは一生の宝物。食事はもちろん自然食メニューなので、日本人の口にも合い、とてもおいしい。上質のワイン生産地でもあるので、楽しみは尽きない。
7日間という短期間でも体験が可能なので気軽に参加したい。もちろん長期間の活動を希望するなら、 相談に乗ってくれるので問い合わせてみよう。
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