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地方と主要都市
ルーマニアの大きさって、どれ位だか知ってますか?
ルーマニアの国土は23万8,391k㎡と、日本の本州とほば同じ大きさです。
そのため、各観光地を回るために最も適した主要都市をここでは紹介したいと思います。
ルーマニアの玄関とも言える首都「ブカレスト」、シギョシアラや世界遺産が近くにある第2の都市「ブラショフ」。
白ワインで有名なコトナリが近くにある文教都市「ヤシ」、美と健康で有名な泥パックが出来る黒海沿岸の最大の港町「コンスタンツァ」。
ハンガリーとの玄関。西欧とルーマニアの古い街並みが融合した「アラド」、
この5つの都市を、ルーマニア観光の拠点としてオススメいたします。
モルドヴァ
モルドヴァ地方は雄大な山脈と東ヨーロッパを流れる川に挟まれた地域で、ルーマニアの北東部に位置しています。スチャヴァ県付近からウクライナの国境にかけての地域はブナの国という意味を込めてブコヴィナと呼ばれており、コトナリなどの有名なワインの産地になっています。また、ヨーロッパ最後の秘境ともいわれています。
トランシルヴァニア
トランシルバニア地方はカルパチア山脈で囲まれ、ルーマニア中部に位置しています。温泉などの自然や、伝統的な風習等が残っており、文化・自然の両面で恵まれた地域です。ラテン語で「森の彼方の国」という意味です。主な観光地は「ブラン城」「ペレシュ城」「フネドアラ城」「シギショアラ」「シビウ」「ブラショフ」「クルージュ=ナポカ」など。
マラムレシュ
古い伝統、長い歴史と魅力的な風景が自慢の地方です。チャウシェスク政権時代の近代化政策も、この地域までは届きませんでした。 独特の民族舞踊と音楽が特徴です。主な観光地は「木造教会群」「サプンツァの陽気なお墓」等。
ドブロジャ
ドブロジャ地方はルーマニアの東部、ドナウ河と黒海の間に位置しており、かの有名なドナウデルタもこの地方の一部になっています。地方全体が古代ギリシャ・ローマの博物館であると言えるほど、現在でも各地で当時の形跡を見ることができ、様々な人種が存在してきた歴史を持つため、多様な文化の影響を受けた料理が多く、様々な趣向の料理を楽しむことができます。
オルテニア
オルテニア地方はドナウ河とカルパチア山脈に挟まれたルーマニア南部に位置しており、神の御加護を受けた地方と呼ばれるほどの美しい自然や、病気を治す奇跡的な水が豊かにあることで知られています。また14世紀のコジアなどの美しい自然の中に点在している修道院を見学することができ、ブジョレニ村の農村博物館では当時のルーマニア人達の生活に触れることができます。
バナット
バナット地方はルーマニア西部に位置しており、ドナウ河をはじめ、チェルナ、ティミシュ、カラシュ、ネラ川や多数の湖などがあり、水資源に大変恵まれた地方です。その他にも、多数の鍾乳洞、滝、岩の断崖等、素晴らしい自然が広がっており、中でもブズィアシュ温泉地、「セメニク」スキー・リゾート、チェルナ川沿いのトレッキングコースでは自然をダイレクトに感じられます。
ブカレスト
ルーマニアの首都で、人口2,064,474人の都市ブカレスト。かつては東バルカンの小パリと称されるほど、美しい街でした。主な観光スポットは、「凱旋門」「革命広場」「国民の館」「統一大通り」「国立美術館」などです。
ブラショフ
トランシルヴァニア地方にあるルーマニア第2の都市です。中世の街並みを残した美しい都で、その雰囲気は絵本の中に出てくるようなこれぞ古き良きヨーロッパ! 多くの観光客は、この景色に魅了されてしまいます。主な観光スポットは、「黒の教会」「要塞教会群」そしてドラキュラの舞台「ブラン城」などです。
クルージュ
クルージュはルーマニアの中心部の少し左上の北西部に位置しています。この地域は文化・教育・研究の領域で長年に渡って中心的な位置を占めている地域で、もともとは3世紀にサクソン人がトランシルヴァニアに建設した七つの要砦都市の一つとして始まりました。とても長い歴史を持った街で、市内にある美術館や博物館では昔から今までの歴史を辿ることができます。
シビウ
シビウはトランシルヴァニア地方南部の都市であり、岐阜県高山市の友好都市になっています。シビウは各地を結ぶ商業都市として発展し、最盛期の16世紀頃にはウィーンに匹敵するほどでした。また、ドイツ人入植者の政治的中心地となった地でもあるため、街中には二言語表示の看板があり、一風変わった味わいの街並みが観られます。2007年には欧州文化都市に選ばれており、様々なイベントが開催されています。
ヤシ
ルーマニアで最初の大学が設立された文化と教養の街。多くの著名なルーマニアの作家や文学者が、ヤシの出身です。主な観光スポットは「文化宮殿」「国立劇場」など。また近郊には「コトナリ」をはじめとして、多くのワイナリーがあります。
コンスタンツァ
黒海沿岸のルーマニア最大の港町、コンスタンツァ。ロシア戦艦「ポチョムキン号」が避難した港としても有名。コンスタンツァのあるドブロジャ地方は、サマーリゾートで有名。ヨーロッパ各地から観光客が集まります。その目的は「泥パック」。アンチ・エイジングと美肌効果があり、多くのセレブや観光客が、長期滞在で美肌と健康を満喫しています。
ティミショァラ
ティミショアラはルーマニア西部のハンガリーとセルビアの国境付近に位置しています。この街は、昔から様々な少数民族が互いに調和を保ちながら暮らしており、民主革命の発端となった都市として知られています。また、近代化に積極的だったという歴史を持つため上品な街だとも言われており、有名な観光地としては「三成聖者大聖堂」や「ミハエル・エミネスク国立劇場が挙げられます。
アラド
ハンガリーとの国境の街アラド。西欧風バロック様式の建築物と、ルーマニアの古き良き街並みが混在している不思議な景観の都市です。観光スポットとして有名なのは「ブラシュ宮殿」「文化宮殿」「給水塔」などです。
シギショアラ
シギショアラはルーマニアの中心部に位置しており、ゴシック、ルネッサンス、バロックなどの中世の建築の融合が最も良く保存されていることから、ユネスコの世界遺産に指定されています。中世の雰囲気を肌で感じられる街で、主な観光スポットとしては、街のシンボルである「時計の塔」や、ドラキュラ伯爵の生家(レストラン)が挙げられます。
ビストリツァ
トランシルヴァニア高原北東部に位置しており、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』の冒頭で、ジョナサン・ハーカーが滞在したとして知られています。現在も15~16世紀に建てられた商業建築などが残っており、観光スポットにもなっている福音教会、ビストリツァ教会、ビストリツァ修道院等、歴史的にも考古学的にも興味深い建築が多く観られます。
セベシュ
セベシュはルーマニア中部に位置しており、中世時代には500年以上に渡って経済・政治の中心として発展していました。観光スポットとしては、文化・国家遺産省によって、聖ジェームズ礼拝堂とともに、歴史的記念建造物のひとつに挙げられているセベシュ福音ルーテル教会や、赤の峡谷があり、赤の峡谷では風や水の浸食によってできた独特の地形や地方特有の植物を楽しむことができます。
メディアシュ
ルーマニア中部のシビウにある街です。高さ70mの「ラッパ吹きの塔」が街のシンボルとして建っており、敵が近づいたときに、見張りがラッパを吹いて知らせていたことが名前の由来になっています。その他、聖マーガレット教会ではゴシック様式で作られた美しい飾りや、当時の商人が買った14世紀の銅の工芸品等が展示されています。
中世の町
かつてのトランシルヴァニアの領主たちが生きていた中世の街並みが当時と同じくそのまま残っている、900年の歴史を感じさせる歴史ある街です。ドラキュラの伯爵の実家も残されています。1999年に世界遺産指定。