シギショアラ歴史地区

シギショアラ市に関する最初の記録は1191年。街の中心部がゴシック、ルネッサンス、バロックなどの中世の建築の融合が最も良く保存されているため、ユネスコの世界遺産に指定されました。
また、城塞の中には13世紀から15世紀にかけて建てられたロマネスク様式の数多くの教会がある。
街の代表物は「時計の塔」。時間になると、からくり人形が出てきて踊るのは当時のままです。
シギショアラの街を歩くと、中世の雰囲気を肌で感じることでしょう。
ドラキュラの実家(ブラド・ツェペシュの生家)もここにありますが、現在はレストラン「ドラキュラ亭」に姿を変えています。内部では中世の武具やブラド・ツェシュペの像などが展示されており、ドラキュラをイメージしたインテイリアとなっています。
ここから時計塔を左に見て西へ向かうと山上教会が見えてきます。
毎年７月には「中世のフェスティバル」が行われます。

トランシルヴァニア地方のシギショアラ市には旧市街と新開地の、2つの街があります。
旧市街はデアル・チェタツィーという丘にあり、ニュータウンを見下ろしています。この街は900年前に建てられ、1000年以上も経ってから、1999年ユネスコの世界遺産に指定されました。旧市街とはいえ、現在も市民は普通の生活をしている、昔と同じように賑やかなところです。中欧・東欧の中で、一番よく中世の建造物が保存されている町です。

ここには、当時の要塞、家、店などの建築物がそのままの形で残されています。 この旧市街は砦のような外観を持ち、城壁に囲まれています。それは、昔トランシルヴァニアの領主たちが、ここに居住していたからでしょう。
要塞を守る天守閣はもともと14ヶ所ありましたが、現在は９つしか残っていません。天守閣には、当時のさまざまな職人の組合の名前が付けられています。「仕立屋の塔」、「皮革加工職人の塔」、「靴職人の塔」、「肉屋の塔」、「鍛冶屋の塔」など、中世を思い起こさせるようなユニークなものばかりです。