ティミショアラ（timisoara）

ティミショアラは、バナット地方で一番大きな都市です。ブカレストから５３４km、ハンガリーとセルビアの国境付近のところにティミショアラはあります。この街は、昔から様々な少数民族が互いに講和を保ちながら暮らしていることでも有名な町です。ドイツ系やハンガリー系と並んでセルビア系の人も多くいます。
それから、ここはかつて、民主革命の発端となった都市としても有名です。その象徴である勝利の広場には記念碑があり、花が絶えず供えられています。文化的な面では、この街には1753年から市立劇場があり、1869年に馬引きの路面電車が開通。それから1884年には電灯を設置、初めて電気を使って街を明るくしたヨーロッパの都市の一つという、近代化に積極的だったという歴史があります。
一言でこの街を述べるとすれば、「ベガ川が中心を流れる上品な街」といったところでしょう。