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▲トップへマラムレシュ地方の木造教会
マラムレシュ地方に、とてもユニークな木の教会があります。
教会の建物すべてが木で造られており、驚いたことに建物を支える基礎の石すらないのです。
屋根は非常に高く、長く四角いとんがり帽子のようなカタチをしています。
このような特徴を持った教会建築を「マラムレシュ版ゴシック様式」と呼ぶ専門家もいます。
内部はきわめて質素ですが、木の柱や棟には太陽や綱などの模様の彫刻が施されています。
レースのような軒、魚の鱗のようなパターンにカットされた木の屋根瓦、そして天を突く屋根が特徴的です。
布地に描かれた絵画が木の壁に貼られ、その絵の世界は、聖書のシーンから村びとの日常の生活風景まであります。
当時の村びとの、無名の画家が描いたともの思われます。
では、1999年から順次、世界遺産に指定されたマラムレシュの木の教会をご紹介します。